2020年9月
パターンカッター:
エリカが自身の仕事について語る
文:エリカ・トゥーグッド
パターンカッティングは、ある程度は仕事を通じて習得される職業です。
私はパターンカットを彫刻の一種と見ていますが、それは芸術であると同時に科学でもあります。私は布、はさみ、マネキンを使ってドレープと呼ばれる工程をします。布や形に妥協することなく、実物大で作業し、体に沿って形を整えるのが好きです。
ドレープは体の半分だけを対象とすることが多く、左半分と右半分の 2 つのオプションを試すこともあります。
ハウスキーパードレス
コレクション 013 は、森を子供っぽく解釈し、さまざまな着こなしができる大きくて遊び心のある襟でミリタリーの雰囲気も漂わせています。
このテーマに沿って、ハウスキーパー ドレスでは、すっきりとした大胆な襟をドレープしました。ウエストの水平シームには必須のポケットが切り込まれ、肘にタックを入れた柔らかくドレープしたバルーン スリーブは、伸縮性のある袖口に付いています。これにより、着用者は袖を後ろに折り返すことができます。
次のステップは、平面パターンをカットすることです。これは、最終的な衣服を形成するために組み合わされる形状の詳細なジグソーパズルです。このパターンを使用して、より正確なフルトワルをカットして縫います。次に、これをモデルにフィットさせ、変更の指示を直接描画して書き込みます。
ソルジャージャケット
ダブルブレストのボリュームのあるソルジャー ジャケットを制作するにあたり、私はそのシルエットの違いが襟によって決まることに気付きました。私は、着用者を保護する繭のような効果が得られるよう、襟を高くできるようにしたいと考えました。ウエストの内側のコード プルで、体型を引き締めてよりフィットした形にすることもできます。
パターン カッターとしての私の仕事は、決して完全に達成されることのない生涯の旅です。次の形や形状を追い求めることは、中毒性のある挑戦です。人々が私たちの服を着て、自分のワードローブと組み合わせるのを見ると、彼らがライフサイクルの次の段階に到達したことがわかります。
このコレクションを楽しんでいただければ幸いです。
エリカ大好き